Think! Living Lab

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新旧の街並みが融合した千里山〜
伊射奈岐神社の御祭禮探訪記 其の一


前夜からそわそわしてなかなか寝付けない中朝早くに目覚めると窓の外は台風一過の青空。
少しひんやりとしている空気を吸い込んで期待感をいっぱいに少し早めに家を出た。
もともと祭りが大好きな私。
阪急千里山駅前の再整備事業で洗練された街並みから、いざ佐井寺にある伊射奈岐神社に向けてテクテクと出発しました。

みんなに知られた大きな祭りではなくて、割とこじんまりとした手作り感のある素朴なお祭りと聞いていたのでさらに気分は高揚していきます。
そのようないかにも村祭りっぽいお祭りに向かう際にはGoogleマップのご指示を無視して、わざと指示された幹線道路から外れて昔ながらの小道がくねる裏道を探り探り歩いていく。
見慣れた方角がわかりやすい道ではなく、くねくねとまがりくねり、登ったり下ったりを繰り返すローカルな風景を味わいながら歩みを進める。
見慣れない景色に時折歩みが止まって、思いのほか時間がかかってしまいます。


この村里あたりは、その昔、千里(せんり)ではなく、千里(ちさと)と呼ばれていたらしい。
遠くの村々まで見晴らせる高台の千里(せんり)もいいけれど、小さな村が千ほども連なっていたような響きの千里(ちさと)という呼び名も可愛らしくてお気に入りです。

その面影がそこかしこに見受けられる小道を歩いていると、リニューアルされたURの団地や新しく建てられたマンションなどを真近に見つつも、
意外なほど竹林や田畑が多く見られ、季節柄、柿の木やススキの穂を囲むようにして昔ながらのどっしりとした家屋が居並ぶ風景に出会うことも。
大阪梅田都心にも近い千里山で、何か得したような不思議な気分になって、心地よい風情を味わいながら、まるであてどもなく旅を楽しんでいるかのように嬉々として歩みを進める。


その風情ある小径をGoogleマップに頼らず勘だけを頼りに歩いていると、やはり迷子に。
私にはこれが村祭りに向かうひとつの醍醐味なのだが、おそらく古からの地形に合わせて作られたくねくね道を歩いているうちに方角も見失い、
祭の始まりの時間も近づいてきていたので、さすがに通りすがりの地元の方に道案内をしてもらいながら神社へと歩を進めます。

次第に小径の角々に射奈岐神社御祭禮の幟を見かけるようになる。


いよいよ日常と非日常が融け合った時空間に入るための儀式でもあるかのように気を引き締めつつ、すったすったと歩いていると、突然、神社が現れる。
そう、これが土地に根ざした村祭りのおもしろさ。
幟がたなびく急勾配の石造りの階段を登っていくと、本殿のきらびやかな屋根と、祭のはっぴを着た村の衆たちの姿が見えてくる。