Think! Living Lab

新しい暮らし方、みんなで考えよう!

Think! Living Labは、
これからに求めたい暮らし、生活、住まいについて、
みんなで一緒に考え、取り組む活動です。

生活共創をコンセプトに関電不動産開発がお届けする
総戸数462戸の大規模マンションプロジェクト、始動。

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まちライブラリー×AsMama×タスカジ
「みんなが輝く街を考える」
トークセッション
イベントリポート【後編】

緩やかに価値観を共有できるコミュニティが、
ここに住む人自身を進化させるカギになる。

「まちライブラリーという装置は、趣味の魚釣りや、ニットの本、興味関心のある本を通じて人をつなげていく。
これで緩い関係性で親しい人が見つかるわけ。
こんな風に、自分と誰かのつながりをどう作っていくのかが、コミュニティの大事なポイント」と言う礒井氏。
一方、AsMamaの活動を通じてたくさんのマンションを見てきた甲田氏は言います。
「マンション全体で仲良くなろうとするとうまくいかないようです。462世帯が仲良くなるのには無理があっても、
ウチは隣とあそこ、3〜5世帯としっかり付き合っていれば充分で、あとは顔見知りの挨拶程度というご近所づきあいがあればいい」。
「こういうことを目指したマンションに住みましょうという、こんな価値観を入居前から緩やかに共有することが必大事ですね」
礒井さんの言葉に頷いたのは筆者だけではありませんでした。

シェアリングエコノミーの効果について和田氏から。
「コミュニティは、所属したいという欲求から、次にはその中で貢献したいと思うようになり、み
んなから評価されて承認欲求が満たされた後にはもっと成長したいというところまで気持ちがもっと成長したいというモチベーションにつながる効果がある。
タスカジではその気持の変化を促進する仕組みとして、取引相手からレビューの形でフィードバックがもらえるのですが、
それが糧となって自分がどこまで進化できたかにつながります。ここにも自分を進化させるカギがあると思います」。  

別の視点から甲田氏。
子供を預かっている人は奉仕で、預ける人ばかりが楽をしているような印象があるかもしれないけれども、
預かった子供が自分の子供の遊び相手になるからかえって楽になったりするそうです。自分の子育てが楽になり、相手からは喜ばれ、お礼までもらえる。
頼った人もありがとう、相手も頼ってくれてありがとう。これが「ありがとうの等価交換」。そんな持ちつ持たれつな関係が嬉しくなるというのです。
「スキルの見える化」という観点から再び和田氏。10年も主婦をしてきた人には、ものすごいスキルが身についている。
主婦にはランクも資格制度もないので、目には見えないけれども、冷蔵庫の中を見て、あっという間に1週間分の献立を考え、
16品ほどの作り置き惣菜を作ってしまう人もたくさんいます。
この人たちのスキルを「見える化」して評価されるような仕組みをみんなで共有していきたいと言います。

「こうしたみなさんのアイデアや実績が盛り込まれるのが現在開発しているマンションです。
人生100年時代と言われる今、自分の価値を発信していく場や、人がつながる場ができれば、
結果として自己承認欲求が満たされて、それぞれみんなが輝ける街になると思います」(関電不動産開発 﨑山)。  

新しい生き方、住まいの選び方のフラッグシップとして、
(仮称)吹田市千里山プロジェクトの10年後が楽しみに。

「最近よく言われるのが、子供も高齢者も居場所がないと言うことです。
子供はスターバックスで勉強する、年寄りは競馬場に行く。図書館に行くと喋れない」と甲田氏。
「今回のマンションの大きな魅力なのは、ふらっといける場所がマンションの中にある、
そこにいけば誰かとゆるやかにつながれるということがすごくいい」。
「マンションの中で閉じていないというのが面白い」とは礒井氏の弁。
街はマンションだけで成り立っているわけではない、千里山にはたくさんの人が住んでいますから、
長く住んできた人も初めて移ってきた人も仲良くなれるハイブリッド型の居場所があって、世代や地域を多層に重ねていけるところがポイントだと言います。

最後にそれぞれの取り組みが今度のマンションで実現するにあたって期待することは何でしょうと八木氏からの問いかけ。
まずは八木氏自身の発言。
「夏休みが終わるのが怖いと言う子供たちが増えているというニュースがありました。
子供たちにとって、居場所が学校一つしかないというのです。学校以外の居場所が自分のマンションの中にあって、
しかも居心地のいい場所だったら健全な未来ができると期待できますよね」(八木氏)

「共働き家族が増えて、家事代行の利用はすごい勢いで増えています。利用したい人が多すぎて、タスカジさんが足りないほど。
今、家事のパワーをみんなでリスペクトし、主婦パワーの力を借りて世の中の社会課題を変えていくべきとき。 このプロジェクトでは、いろんな家事力を持った人が近隣にいて、そういう方々と交流できるというところが、新しい。これは壮大な実験です」(和田氏)

「あなたの得意なことを生かして何かをやる。それによって頼ることと頼られることが当たり前の生活を作っていく。
そういう人が他の人に声をかけて、やってみようかなの輪が広がって、使ってみようかな、頼ってみようかなという人が増えていく。
そうやって生活レベルが上がっていく。AsMamaはこんな人たちの自己実現を支援します。
このマンションは、人が頼ったり頼られたり、ふと立入れる居場所があったり、仲のいい大きなファミリーみたいな。
若い世帯も高齢者世帯も、こんなマンションに住みたいよね、新しい生き方、住まいの選び方のフラッグシップになるような取り組みにしたいですね」(甲田氏)

「いわゆる街づくりは、何十年経って、何世代もがそこで育ち生活していきます。
今考えたことは、5年先、10年先、20年先、30年先、変わって行く。建物は古くなるが、その場所を通じていろんな輝きのある活動が生まれていく…
そういう場所を作っていくことが大事です。変化に耐えていける居場所を作っていくことが街づくりで一番難しいポイントだと思います。 そのためには住んでいる人の声を拾う仕組みや、住んでいる人自身が知恵や力をつけていけば、必ず輝いていきます。
10年後にはきっと面白い報告ができるのではないでしょうか」(礒井氏)

「今日は、たくさんの宿題をいただきました。
いただいたお話から新たに見えてきた部分もあります。
気になる言葉がひとつ、“ありがとうの等価交換”。
これは新たなキーワードです。今日の未来に拓けた空気感を、
皆さんの力をお借りして北摂エリアの方々にも伝え、素晴らしい価値観を広げて、
10年後の報告会を楽しみにしたいですね」(関電不動産開発 﨑山氏)

八木氏によるエンディングメッセージは、Think! Living Labの思いと重なりました。
「今回トークセッションで共有された価値観を求める人がたくさん集まって、
実際に住み始めて、コミュニティを育んでいくようなマンションができることに期待します。
このマンションがフラッグシップモデルとなって、大阪関西圏の未来と、
そこに暮らしている皆さんが元気になっていることを夢見ながら、今日のカンファレンスを終わりたいと思います」。